急性期病院 看護師の離職率の実態と自己対策

急性期病院の看護師の離職率は一般的に療養型病院や慢性期病院などと比べると、高い傾向にあると言われています。実際のところそれはその通りですね。しかし、問題なのはどういった理由で退職しているかです。

急性期病院の看護師 離職率はもっと高くなる?

急性期病院の看護師の離職率は、本来もっと高くなるはずです。 というのも、病院の中で退職希望者の退職を許可していないケースが 多いためです。

つまり、辞めたいのに辞めれない看護師が何人も存在 しているということです。こういった病院はいつどうなるか 分からないため、安心して仕事ができませんよね。

急性期病院の退職順番待ち現象

多くの急性期病院では、退職順番待ち現象が起きています。

特に大規模な病院では多いのですが、経験が長い看護師から順番に退職していくという 仕組みです。長い場合は、退職の意思表示をしてから2年以上退職までに 時間がかかるケースもあります。

無理やり辞めればいいのに、と思うかも しれませんが、そうさせない心理戦が繰り広げられています。

管理職の巧みな心理戦

退職を希望する看護師を何回も引き止めておく、ということを行うと、 流石に労働基準局などから指摘を受ける可能性が出てきます。

よって、何回も退職の意思を示すことができないような作戦を とっています。具体的に言うと、師長にまずは相談するようになっている 病院が多いと思いますが、師長が話を聞かないようにします。

すると、看護部長のところに退職の話をしにいきます。 そこで、看護部長が順序が違うときつく叱るのです。 すると、気の弱い看護師であれば退職の意思表示をできなくなって しまいます。こういったことが離職率にも影響しています。

責任感の強い看護師の特性

看護師になる人は、基本的に責任感が強い人が多いです。 よって、人員不足になっている状況で、同僚に迷惑がかかるとなると 退職できない、という看護師がいます。

本当はすぐにでも辞めたい という気持ちを持ちつつも、人員が揃うまではと頑張り、数年間 働いている人もいます。

すぐにでも辞めたいと感じている時点で、 すでに心は退職したも同然です。よって心の離職率で考えると、 もっと高くなっていると言えるでしょう。

実際には退職していない から問題ない、と思うかもしれませんが、こういった状況にある 看護師は、精神的肉体的に限界がきて突然出勤できなくなることや、 何か病院内で問題が起こるとさっと退職する可能性があるなど、 細い糸で繋がっているだけの状態です。

いつ切れてしまうか 分からない看護師が多いとなると、その病院は危険ですね。

急性期病院の看護師は離職率を気にせず転職先を選択すること

急性期病院の看護師は離職率を必要以上に気にせずに転職先を決める ことが大切です。離職率は良い病院を探す時の指標の1つ、と考えられ がちですが、離職率は本当に退職した人の数字しか反映されません。 上記で述べたような人の数は反映されていないのです。

離職率ばかりみると納得して転職ができない?

仕事の内容と離職率は全く関係ありません。

よって、離職率が低い職場を 探してしまうと、仕事内容の面で納得いくところを選択できない可能性 が高くなってしまいます。

離職率はほどほどに確認し、仕事内容に集中 するようにしましょう。

離職率よりも離職予備軍がどれだけいるか

離職率は実際に退職した人数から割り出しているものですが、病院には 離職予備軍が多く存在しています。

その理由は上記で述べてきました。 この離職予備軍が多そうな病院かどうかということが実際の離職率よりも 重要なことになります。

離職予備軍が多いと、急に退職者が増えるケース があるためです。急に退職する人が増えることが最もきついですよね。

内部事情を知っている看護師転職支援サイトの活用が有効

転職予備軍を把握するためには、やはり看護師転職支援サイトを活用する ことが大切です。

看護師転職支援サイトでは、病院の歴史を把握している ケースも多いため、離職予備軍が多そうかどうか、ある程度予想できます。

その上で自分自身の仕事内容の要望や条件面などを照らし合わせて選択 すると、間違いのない転職に繋がるでしょう。

転職サイトランキングを見る